悪性の虫歯・・・とは?
ここ数日、今日の「ためしてガッテン」で【悪性の虫歯】なるものをとりあげるらしい、という話題を見かけます。
あ・・・悪性虫歯ぁ!?
癌のような「悪性腫瘍」や、昔は原因不明・治療法なしで亡くなっていた「悪性貧血」のように予後が悪い(致死的)なのが【悪性】のイメージです。なので、お前ら「悪性」って言葉使いたいだけだろ・・・というひねくれた見方しかできません。
テレビで「悪性の虫歯とはですね…」とか真面目な顔で歯科医師が言っていたら、中二病全開っぽくて見ているこっちが悶え死にそうです。邪気眼系ですね。うーわ、恥ずかしー!
お願いgoogle先生!
まだ放送されていないので内容がよくわからないですし、見ていないうちにあんまり批判するわけにもいきません。
な訳でgoogle先生に調べてもらいました・・・「悪性」「虫歯」・・・ポチッとな・・・うん、そんなもん無いよね。初めっからどう考えても適当に作った造語です。
考えた人は御満悦なんでしょうが発案者が歯科医師でないことを祈ります。
新たなトンデモ
しかし、そんな中でひとつの収穫が。
入院49日目│麻酔なしで歯医者へ|悪性リンパ腫と闘う夫の妻ブログ
たまたま検索で引っかかったので何の気なしに開いてみました。
ブログ主の御主人が悪性リンパ腫(これはきちんとした「悪性」)で抗癌剤治療中にセラミックの詰め物が割れた?とれた?(詳細不明)らしく、別な歯科医院で診てもらったらその歯に虫歯があったので、治療することになったのですが・・・
その虫歯の治療を今からはじめるのだが、もちろん麻酔はなし。
・・・ん?もちろん?
抗がん剤治療中ということもあり、念を置いて麻酔なしで歯を削ることに。
抗癌剤治療中は局所麻酔できないとか、間違いなくトンデモ歯科医師です。
知らないんだったら手を付けるんじゃありませんよ。一体何が「念を置いて」なんだ。
これまた歯医者大嫌いな夫にとって地獄のような時間だったようです。
痛みに耐えながら頑張りぬいたそうです。
哀れな・・・。
それにしても、セラミックを入れたやぶ医者むかつきます
その治療内容で麻酔しない歯科医師の方がヤブ度は高いと思います。
様々な理由がありますが、症例によっては麻酔をしないで虫歯を削る先生もいます。しかし、それは「痛みに耐えながら頑張りぬく」ような治療内容ではないはずです。「ちょっとチクチクするな」くらいならともかく、頑張って痛みに耐えるような状況でも「麻酔はしません」という歯科医師は、疑ってかかったほうがよろしいかと思います。
このケース、恐らく「抗癌剤治療」って響きだけで何か起こったら怖いから麻酔しなかっただけです。単に歯を削って詰めるとか、型採りだけなら薬使わないから関係ないだろうという無知のため無意味に患者が苦しむことになりました。
結局
悪性虫歯って何なんでしょうね。暇だったら番組見てみます。