やさぐれ歯科医院

白い天使クリスチャン・ゼル博士を目指す歯科医の戯言

行ってはいけない口腔外科 入局編 5(前編)

まだ細々と生きております…。気がついたら前回の更新から半年が経っておりました。

数多の歯科医院で「検索の順位を上げるため!何でもいいから毎日ブログ更新せいや!」と院長から尻を叩かれ執筆に勤しむスタッフの方々は本当にお疲れ様です。 

 

先日、下記のような質問をいただきました。

 

これに対して僕の返答がこちら。

 

この時は僕の情報不足でこんな返答になってしまいました。

 

関連病院とは

定義として定まったものはなく、ざっくりと医局が人事権を握っている部署がある他の病院を指す場合が多い。

 

例えば、前に出した静岡市立清水病院は、恐らくKO大学口腔外科の関連病院。 

清水病院口腔外科スタッフのページを見るとKO出向先の可能性が高いです。

握られている人事権が絶対ならば、大きな市中病院の口腔外科部長ですら母体の人事異動に従わなければなりません。

市中病院の部長職から母体の大学病院の准教授や講師として戻されたり、別病院へ赴任という事もあります。

 

関連病院を持つメリットは

歯科の場合、医局が関連病院を持つ一番大きなメリットは「中堅を回せる」です。

(医局員のバイト先確保という面もありますが、医科と異なり歯科は「外勤先は自分で見つけてこい」という、下っ端の食い扶持なんか全く全く全く気にしない医局も多数ありますので…。)

 

大学では助教以上の有給枠を巡り、常に血で血を洗う争いが繰り広げられているのです。有給枠に入れるかどうかで待遇は天と地の差があります。

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そして有給枠に入れなかった中堅は、実家が太いなど資金力に余裕がなければ給与の低さから辞めざるを得ません。そして医局は人材不足にあえぐ…。

 

これを回避できるのが関連病院の存在。

 

別な病院の医局ですが大学本丸の医局と一心同体、仮想メモリならぬ仮想医局を作り、そちらに大学本丸からこぼれ落ちそうな人員(主に中堅)をシフトさせることで中堅層のプールが可能となります。

これで本丸に穴が空きそうになっても外から人員を引っ張ってこれるセーフティ機構の出来上がり。

 

とまあ、普通はこんな感じで人員を回しています。

各大学病院口腔外科が植民地拡大に一生懸命なのはこういう理由もあるのです。

 

長くなったので次回に分けます。

次回は本題の「じゃあ関連病院のない口腔外科はどうなのよ」という話。

 

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せっかく買ったのに多忙でまだ封が開けられていません…。