やさぐれ歯科医院

白い天使クリスチャン・ゼル博士を目指す歯科医の戯言

薬剤

恐るべき子供たち 2 後編

歯科医師国家試験も結果が出ましたね。 受かった方はおめでとうございます。 落ちた方はまた来年。 来週から新年度ですがコロナショックでどうなることやら・・・。 僕はトイレットペーパーもティッシュも水も、元々半年分くらいはキープしていたので困りま…

恐るべき子供たち 2 前編

あけおめことよろ 先日Twitterで、歯科治療に使用する薬剤「次亜塩素酸ナトリウム」でアレルギーが生じた、という歯科医師の書き込みがありました。(本当に次亜塩素酸ナトリウムのアレルギーかどうかは本題から外れるので今回は置いときます。) 症状は「嘔…

歯科業界よくある誤解 腎機能低下患者への薬剤処方1

今月号のデンタルダイヤモンドをパラパラ読んでいたら、九州歯科大学、口腔保健・健康長寿推進センターの大渡凡人先生が「高齢者のリスクをマネジメントするリカレント講座」として様々な有病者の歯科治療について寄稿されていました。 ざっくりとした内容は…

新時代の治療!? 「ケモナイフ」

物忘れの激しい皆様こんにちは。 もう脳のキャパは、やうやう小さくなっていくようです。 外出中に「あ、これはいいネタ!」と思っても家に着く頃には忘れてしまいます。すぐに題名だけでも何かに書きとめないと、後で思い出そうと悶え苦しむことが多くなり…

世界基準の歯科治療

Facebookで「この本がいいよ!」って紹介されていました。 世界基準の臨床歯内療法 作者: 石井宏 出版社/メーカー: 医歯薬出版 発売日: 2015/09/28 メディア: 大型本 この商品を含むブログを見る 歯内療法は俗に言う「根っこの治療」ってやつです。ネット検…

何でも「悪性」と付ければいいってもんじゃない

悪性の虫歯・・・とは? ここ数日、今日の「ためしてガッテン」で【悪性の虫歯】なるものをとりあげるらしい、という話題を見かけます。 あ・・・悪性虫歯ぁ!? 癌のような「悪性腫瘍」や、昔は原因不明・治療法なしで亡くなっていた「悪性貧血」のように予後…

恐るべき子供たち

珍しく予告どおりのネタです。 Les Enfants Terribles よく「今年の研修医は駄目」とか「使えねえ」とか上は好き勝手に言います。自分達も通ってきた道ですが、喉元過ぎれば熱さ忘れる訳で。 僕も駄目っぷりを競わせたら人後に落ちない駄目研修医で、駄目の…

歯科業界よくある誤解 「うがい薬 2」

口腔内消毒のためのうがい薬 うがい薬の続きといきましょう。みんな大好きうがい薬ですが、口腔外科の先生達にはヨード系が人気のようです。安価なパチもん(ジェネリック)も出ていますが、やはりヨード系といえばイソジンガーグル。小さい子にも歓楽街でも…

歯科業界よくある誤解 「うがい薬 1」

みんな大好き含嗽剤(うがい薬) 歯科の先生達はうがい薬が大好きです。「とりあえずビール」のノリで「とりあえずうがい薬出しますね」な先生が大勢です。抜歯の後や歯周病にとか、もうありとあらゆる場面で出ると言っても過言ではありません。 商品も、ざ…