もう松の内も過ぎてしまいましたが、明けましておめでとうございます。
学生・国試浪人へ
進級・卒業試験や歯科医師国家試験に向けて頑張っていると思います。早くも留年が確定した長期休暇組も遊んでいる余裕はありません。新年度に向けて勉強して下さい。下の学年でも現時点であなた達が受けた試験を余裕で解ける実力者がいるはずですから、「1年早い」という唯一のアドバンテージは留年決定した瞬間に消えて「出遅れ組」に編入されたのです。
ああ、夢ならばどんなにいいだろうか・・・と思っているでしょうが
ただ、鹿児島大学歯学部のように大学が意図せず卒業判定が操作されていた例もありますので
あまりに結果に納得できなかったのなら何かしらのアクションを起こすのも手だと思います。
よく私立の学生は「留年したらまた学費が・・・」といいますが、留年や国試浪人は、単に学費だけがまたかかるわけではありません。歯科医師人生の最盛期年収1年間分が丸々吹っ飛ぶのです。よくよく計算してみましょう。
昨年は
某先生絡みで無駄に労力を費やした部分もありましたが、今年はああならないことを願います。
その某先生とのやり取りで、このブログで医院HPなどの実例を出して批判するのが「失礼」という指摘がありましたが、批判されるのが嫌なら世に公開しなければいいだけです。歯科雑誌への寄稿、医院HP、FacebookやTwitterのようなSNS、世に公開するからには批判されることを覚悟するべきです。批判の相手をしたくないなら無視すればいいでしょうし、反論してもいいでしょう。「生意気言うな」なんてのは最低の対応です。
直リンクを貼っているだけで実名を出していないのは、HPってのは自分の家でポエムを書いて窓を開け放っているようなものなので、実名まで出すのは可哀想かもな…という優しさです。雑誌の寄稿なんかは自分から外に出ているので、これは実名書かれても文句言えないでしょ。
「お痛みありませんか?」
ようやく本題です。
前々回の最後に「お痛みありませんか?」は間違った使い方だと書きました。
「お〇〇」「ご〇〇」は使い方が少々ややこしいですが、本来「先生のお写真、お名前、ご家族」というように、相手の行為や所有物について尊敬語の働きをします。今回の場合、「痛み」は症状です。
症状に敬語は使いません。
「お麻痺ありませんか?」がおかしいのと一緒です。
同様に「お熱ありませんか?」も誤った使い方なのです。
こっちの「お熱」は?
誰かを好きになった時に「〇〇にお熱」「お熱をあげる」という言い回しがあります。この「お熱」は「相手への行為(好意?)」ということで恐らく謙譲語としての正しい使い方なので日本語って難しいですね。