やさぐれ歯科医院

白い天使クリスチャン・ゼル博士を目指す歯科医の戯言

若手にオススメの書籍 縫合

 

学会シーズンです。

もう青天井飲食祭りで財布のエンプティランプが点きっぱなしです。

今死んでもアルコールでしばらく腐りそうにありません。

 

縫合の良書

Twitterで若手の先生達が「皮膚縫合でいい本はないか」という悲しい会話をしていました。

何が悲しいかというと、SNSでお互いにそんな相談をするということは、彼らの職場は下から見ても聞く気にもならないダメ先輩ばかりなんだろうなぁ…というところが悲しゅうて悲しゅうて。

 

医局や先輩の本棚で良さそうなのを見繕ったり、いい本ないですかねって聞いたりができない職場はあまりよろしくありません。

 

そんな訳で、彼らの会話になかった本を一冊。

 

外傷処置・小手技の技&Tips−はやく,要領よく,きれいに仕上げる極意

外傷処置・小手技の技&Tips−はやく,要領よく,きれいに仕上げる極意

 

 

これは今年の6月に出たばかりですがビジュアルも多彩でわかりやすいです。

レベル的には縫合の基本(結び方とか)が終わった人向けですかね。

口腔外科での縫合処置は口腔内が多いですが、頭頚部という括りで皮膚も縫う時があります。これがまた、お前が作ってんのはボンレスハムじゃねえぞってくらいギッチギチに縫合する先生がいるんですわ。術後創部は見るも無残な有様に。

そりゃ下からも見放されますって。

 

この本で一番おっと思ったのは「抜糸時にわざわざ端を持ち上げない」という点。

昔、抜糸時に持ち上げずにただハサミを入れて切っていたら怒られた記憶が蘇りました。当時は「それくらいで感染なんかするかよ!第一、逆サイドは組織内に入ってんじゃねえか!」と思いましたが、あの時この本があれば・・・。 

 

いかん、また昔の愚痴になってしまう。

ギッチギチに縫合するような先生は「綺麗な縫合・綺麗な創部」を学ぶ気はないでしょうし、情報収集もしません。  若手の先生方は頑張って下から頼られるくらいになって下さい!

 

酔拳 HDデジタル・リマスター版 [SPE BEST] [Blu-ray]

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リー・リンチェイやブルース・リーも好きですが、やはり誰か一人と言われたらジャッキー・チェンなのです。